生きているだけで

私は全く気づいていませんでした。大うつ病になったのは自分が弱いからだとずっと思ってました。でも私は精神科に通院を始めて薬を飲み続けていて9ヶ月後に大うつ病になったのです。それっておかしいですよね。

精神科に行くきっかけは、不安感が強いのと不眠でした。

不安感と不眠は薬を飲んで少し楽になりました。でも、なぜか私は自分を責め始めて止まらなくなり、ある日些細な忘れ物をしたことで泣き叫ぶくらいに異常に自分を責めたのです。

そこからは坂を転げるように悪化しました。まさしく地獄の日々でした。大好きな仕事にも行けなくなり、体は鉛のように重く何もできず、頭に浮かぶのは希死念慮ばかりでした。

なぜ？精神科に通院していたのに。

でも現実にそんな人はいっぱいいるのです。精神科に通いながら精神状態が悪化する人、自殺してしまう人、突然死する人。

この驚愕の事実。

自殺、突然死で検死をした人はかなりの高率で精神科に通院し向精神薬を服用しています。私の飲んでいた薬もその中にあります。

自殺をするような人は精神科に通っているからそうなんじゃない？って思いますか？

そうです。精神科医も患者本人も、もちろん家族もそう思ってしまうのです。

でもそれは薬のせいかもしれないのです。

一生懸命時間とお金をかけて精神科に通って薬をもらい病気になり最悪、命を落とすのです。

私の従姉妹は、一昨年うつの治療中に亡くなりました。笑顔の可愛い、普通の3人の子供達のお母さんでした。

私は、なんとか生き延びることができて今生きていて仕事もしています。

大うつ病の時に、支えてくれた家族、そばにずっといてくれたチロ、そして私の復帰を信じて3ヶ月も待って下さった職場の方々に今心から感謝します。